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高層難民 [本]

15日に地震に遭ってから、いろいろ考えています。
そうしたら、「高層難民」というタイトルの本を見つけました。
都市型地震について起こりそうな問題と、
少しでも、回避する方策を盛り込んだ本です。

ずばり、都市型地震では、次の3つの難民が発生すると、著者は言います。

1.高層難民
 高層マンションが増えている中で、エレベーターが止まり、閉じこめられる人が多数でる。しばらく助けには来てくれないし、中から映画みたいに脱出することは不可能。また、20階30階で何回も水や食料を階段で運ぶのは無理、事実上籠城を余儀なくされる人達が多数発生する。

2.帰宅難民
 電車が止まり、道路が通れなくなり、家へ帰れない人達が、首都圏では最大650万人発生する。
 安否さえ確認すれば無理に帰宅せず、職場で夜を明かすなど臨機応変に考えないといけない。

3.避難所難民
 避難所が足りなかったり、火災の危険がある。環境もよろしくない。かといって自動車で過ごすならエコノミー症候群に注意すること。

マンション籠城時の水の確保や、外出時のサバイバルキットや、先日書いた非常用伝言システム171や、そのweb版、携帯の伝言なども紹介されています。
一読をお勧めします。
が、ちょっと怖くなります。

高層難民

高層難民

  • 作者: 渡辺 実
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 新書


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neko-san

関西圏に住んでいたときは、断層の上だったので、常に
"その時"を心配していました。 備えあれば憂いなし、ではないですが
瞬間に、体が、危険回避へと動くようなトレーニングが必要ですね。
by neko-san (2007-04-21 08:21) 

norinori

内容からして怖くなりそうな本のようですが、これが現実なんでしょうね。
私も旅行中に福岡県西方沖地震にあって、いろいろと考えさせられました。
一度読んでみようと思います。
by norinori (2007-04-21 21:29) 

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